＝海外投資＝

お金の教育

アメリカの小学校では、既に株式投資の教科があり、お金の使い方、貯め方など、より実践的な授業が行われています。日本では、子供に「お金儲け」の話などとんでもないという風潮がまだあります。武士は食わねど高楊枝の思想なのでしょうか。お金を卑しいものという道徳観念が強いようです。ただ実際、お金は大事なものであり正しい教育は急務なことです。物がそしてお金が世界を自由に行き交う中で、将来の人材を育てることは国の最重要課題のハズです。

トヨタやソニーが、いくら一生賢明働いて、いいものを作って世界中で売りまくっても、たかだか1円円高にさせられるだけで儲けが1億円も吹っ飛ぶ時代です。汗水垂らして働いた1万円と通貨オプションから儲けた1万円の収入はどちらも一緒なのです。人間が生来持つ「働く」という概念、道徳を否定するものではありませんが、グローバルになった金融業界では、羊のような日本人は真っ先に襲われてしまう存在です。ユダヤマネーをギャフンといわせる日本人がどんどん出てきてもらいたいものです。

アメリカの小学生は、新聞配達や芝刈り、週末にガソリンスタンドでバイトをします。僅かなチップを貯めて、好きなゲームソフトを買います。子供ながらに、どうしたらもっと効率的にお客を集めるか考え、仕事の時間の管理や効率化を考えるようになります。そして、仲間の小学生をまとめたりして管理したりする子供も現れたりします。まさにそこは実社会の縮図があるわけです。塾の勉強の成績が良かったからとゲームを買ってあげる日本の親達は何か大切な事を教育し忘れ手いると思います。