＝海外投資＝

オルターナティブインベストメント

オルターナティブインベストメント（代替投資）とは、保守的な旧来のロング（買いもち戦略）に対して使われる言い方で、新しい投資のジャンルを表しています。その代表がヘッジファンドであり、ヘッジファンドへの投資行為そのものをオルターナティブインベストメントという時もあります。

資産運用の基本はリスクの分散とリターンの上昇を的確に捉えることですが、従来、様々なリスクとリターンの相関関係を持った証券を組み合わせてよいポートフォリオ、つまり効率的なポートフォリオを組み立てることに努力してきました。近年では、オルターナティブインベストメントをその手法に取り入れて、さらに効率的なポートフォリオの組み立てをするようになりました。米国の年金、財団、大学の基金、個人富裕層の間ではこのオルターナティブインベストメントは当たり前になりました。

このオルターナティブインベストメントは、従来の保守的な投資手法に対して、ショート（空売り）、商品先物やデリバティブなど、日本では一部の人たちが危ないと毛嫌いする危ないものを駆使します。

今世界の資産運用の場では、危ないと言われてきた投資手法を取り入れないことには勝負にならなくなっています。自分の理解できないものは危ないといって避けていたのでは、運用に負けてしまいます。要はいかにそのリスクを管理するかが勝負の分かれ目なのです。オルターナティブインベストメントは、非常に有効な手段なのですが、と同時にブレーキのかけ方と緊急脱出のタイミングと仕方を学んで挑戦してみて下さい。