＝海外事情＝

海外口座

海外口座を持っておくと結構便利です。日本の銀行と使い勝手が違い、さらに英語という壁がありますが、それをクリアすれば、一つ位は持っておくといいと思います。

海外で良く聞く「プライベートバンク」ではなく、いわゆるコマーシャルバンクから始めましょう。ドル口座、ユーロ口座などもっておけば、例えばファンドの購入、売却時のお財布として便利です。香港のＨＳＢＣなどはその情報がネットで露出していて、香港に行かなくてはいけないことを良いことに、旅行がてら、口座を作りに行く日本人が結構います。「DO  IT  YOURSELF」の精神もそこまでは大変素晴らしいのですが、ほとんどの日本人の口座はそこでストップしています。

最近、オフショアの有る有名な銀行の評判が思わしくありません。相当数の日本人の口座があります。ここ数年、使いもしないのに、ファッションで口座を作る人が多く、アドミニストレーションが日本人の締め出しにかかっています。その他にも問題があります。この銀行、急激に大きくなりすぎ、サービスが悪化しています。

海外の銀行の使い方の問題はもとより、口座は単なる道具ですから、使ってこそ価値が生まれます。口座作りを目的と勘違いする人が後を絶ちません。どう使っていくか、そこが抜けているのです。それは、銀行では教えてくれません。又、オフショアの銀行を選ぶ時に、日本人の傾向として、人が持っているからと右へならえが多いです。海外において決して大きいことは良い事ではありません。経営者の顔が見えて、質の高い小型の組織の方が使い易いと良いと思います。